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  • アトピーコラム

皆様、新年あけましておめでとうございます。アトピーナビゲーターはまだ開設したばかりで、至らない所も多々あるかと存じますが、暖かく見守っていただければ幸いでございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
年末年始はみなさんはどのように過ごされましたか?私は年末年始は実家に帰省しておりました。盆と正月には帰るようにしているのですが、正直もっと頻繁に顔を見せに帰りたいという思いがあります。ただ実際にはなかなか難しいところもあるのです。というのも実家は九州にあるのですが、帰省すると必ずと言っていいほどアトピーの症状が出てきてしまうのです。これはコンテンツとしてアトピーナビゲーター内でもいつか取り上げようと思うのですが、とにかくたったの3,4日の帰省だけでも全身のポツポツと蕁麻疹のようなものが出てきてしまい、赤くなりとても痒くなってしまい、そして湿疹がひどくなってきた頃に東京に戻る、という実家への帰省をいつも繰り返しています。やはり環境が変わるだけで出てしまうのか、まだ私自身も治りきっていないのか、環境によるアトピーの悪化についてはもっと掘り下げていきたいと考えています。皆さんのアトピーの調子はいかがですか?今年はもっと良くなるように頑張っていきましょうね。

アトピーナビゲーターへようこそ

アトピーナビゲータとは

  • アトピーナビゲーターのサイトをご覧いただきありがとうございます。
  • このサイトはアトピーをステロイドに頼らずに治療しようとする、いわゆる「脱ステロイド」を目指す人たちに向けてさまざまな治療方法をご紹介していきます。
  • ステロイドを使えば簡単にアトピーの苦しみからは免れることができるでしょう。ただしステロイドを使い続けていくことはできません。ステロイドについてはまた別の機会に詳しく説明していくようになりますが、ステロイドを多用すると身体に副作用が出てくることがあります。ですからステロイドを使わずにアトピーを治せるのであればそれが一番いいのです。

そういう自分もステロイドを使うしかなかった

  • 私は30代のサラリーマンですが、小さい頃からアトピーには悩まされていて、身体全身にアトピーの症状が出ていました。お布団の中でもボリボリと引っ掻きまわす自分の隣で寝ていた祖母が「かわいそうに」と身体を擦ってくれていました。
  • 母親はそんな自分を皮膚科に連れて行き、ステロイドをもらってきて私の身体のひどいアトピー症状が出ているところに塗ってくれました。血が出ているアトピーの傷も、ステロイドを塗るとキレイに治るのを子供ながらに良く覚えています。今思い返すとあんなに塗らなければ良かったと思います…。
  • その頃はステロイドが後々身体に副作用をもたらすとは思っていませんでしたから、アトピーがひどくなる→ステロイドを塗る→落ち着く→アトピーがひどくなる→ステロイドを塗る…といったようにアトピーの症状をステロイドでごまかしごまかし治していたような感じでした。

ステロイドが追いつかなくなる日

  • そんな風にごまかしながらアトピーと付き合っていた私もサラリーマンになり、お酒も飲むようになり社会人として頑張っていました。
  • 社会人になるまで私はタバコを吸ったことがありませんでした。父親がヘビースモーカーだったということもあり、タバコは嫌いだったのですが仕事が大変になってきてお酒でそれを解消することも足りず、ついタバコに手を出してしまったのが20代後半の時期です。
  • そしてタバコ以外にも身体に悪かったのがブラックコーヒーです。仕事が忙しかったこともあり、睡眠時間が短くなっていく中でなんとかブラックコーヒーを飲みながら仕事をこなしていく日々が続いていました。
  • そんな生活をしていく内にアトピーが爆発してしまいました。ステロイドを塗って、足りなくなると皮膚科へもらいに行き、なんとか凌いでいました。それでもアトピーは良くなってくれません。小さい頃は治っていたのに、ステロイドが効かなくなったような感じがしました。そうしている内に私の身体は血まみれになり体液がYシャツに滲むようになり、ボロボロになっていきました。

脱ステロイドを決意

  • うすうすとステロイドを使い続けるのはいけないというのは、その頃インターネットも一般的になっていましたので、ステロイドの危険性を伝えるサイトから知るようになりました。ただ、いきなりステロイドを止めるだけで治るとは素人ながらにも思えませんでした。
  • まずは脱ステロイドをサポートしている医者へ駆け込みました。そこでアトピー治療の根本となるアレルギー検査を行い原因を探っていきます。私はそこで初めて自分が何にアレルギーがあるのかを知ることになりました。そして原因が分かると同時に、ステロイドを使わずに治療していくということがどれだけ大変かということを思い知らされます。
  • ステロイドを使えないということはその痒みを我慢しながら生活をしなければなりません。その方法はまた別の機会にご紹介いたしますが、とても辛く今でも忘れることはできません。毎日毎日、身体の痒みと戦いながら会社へ行きボロボロになった顔や身体をみんなに見られながら、それでも耐えて治療を続けていきました。

少しずつ、でも確実に治っていったアトピー

  • 脱ステロイドを始めた頃はとても大変でした。毎日毎日ボロボロでしたが、振り返ると少しずつ良くなっていくのが分かりました。それは目に見えて分かるものではなく、本当に少しずつです。
  • どれくらいの期間がかかるかは人それぞれの症状や体質によって変わると思いますが、私の場合はアトピーの傷が治り、もう大丈夫と言えるようになるまで3年かかりました。
  • 完治したのか、と言われるとそうではないと答えるしかありません。アトピーはアレルギー体質や生活習慣によるものです。今でも食べるものや環境に油断するとアトピーが出てきます。ただ、これまでの脱ステロイド治療を行ってきた中で培った経験や対策からどうすれば良いかが分かるようになりましたで、前ほど辛くはありません。

アトピーと仲良く付き合っていく

  • 今ではアトピーの症状も軽くなり、生活もしやすくなりました。そこで自分がどうやって脱ステロイドを行ってきたかを、アトピーで苦しんでいる他の人達に共有しようと思いこのサイトを立ち上げました。
  • 確実に治る方法ではありませんが、少しでもみなさんのお役に立てればと思います。